| |
まず,不登校,暴力行為の調査結果への所見について,また欠席者の報告基準の変更について,3点目がスクールカウンセラー,不登校児童生徒支援員の機能や役割について,この3点に一括してお答えをさせていただきたいと思います。
不登校につきましては,登校したい気持ちはあるけれど,身体の不調を感じ登校ができない子どもであるとか,無気力で何となく登校しない子どもが多いという状況でございます。
暴力行為につきましては,例えば肩を押したなどを含めまして,軽微か否かにかかわらず報告をいただくようにしております。内容といたしまして,例でございますが,特定の子どもの暴力がたび重なっているケースもございますし,授業中に消しゴムがないことに腹を立てて暴れ始めるなど,ささいなことに興奮して人や物に当たるという事例がふえてきているわけでございます。
平成22年度の調査結果では,1,000人当たりの数値でございますけれど,不登校につきましては小学校で5人,中学校で29.2人,暴力行為につきましては小学校で3.2件,中学校が47件となっており,憂慮すべき状況でありまして,危機意識を私自身も持っております。
不登校や暴力行為だけではなく,子どもの指導には,支え合ってともに育っていく学級集団づくりというものが基盤として必要でございます。どの子にとってもわかりやすい授業を行うこと,そして組織的な取り組みでルールを徹底させると同時に,子ども一人一人の実態や問題行動の背景を見定めた上で,子どもの心情に寄り添うこと,また地域や保護者との連携を強化していくことが大切であります。教育委員会といたしましては,こうした未然防止の取り組みを学校だけではなく,保護者,地域とともに一層推進していきたいというふうに考えております。
取り組みの一環としまして,今年度から欠席者の報告基準を変更しておりますが,不登校の原因は本当に絡み合った多様な要因があります。すぐにこの成果が,今現在見えているわけではございません。しかし,このことは,不登校の早期発見や早期対応のためには重要なことと考えております。
スクールカウンセラー,不登校児童生徒支援員につきましては,8月10日に研修会を行いました。その中で,一人一人の子どもにきめ細やかに対応することであるとか,教職員と一層の連携を図るように指導したところでございます。求められる支援も多様化しておりまして,今後も教職員とカウンセラーや支援員が一体となって子どもたちへの支援に当たれるようにすることが大切であるというふうに考えております。
次に,親のための子育て講座についてのお尋ねにお答えをさせていただきます。
この子育て講座につきましては,現在各公民館におきまして,市民の方が主体となって,子どもたちの豊かな発達や成長を促す子育てのあり方を身につけられるように支援をしていきます「子育て応援講座」であるとか「親子deふれあいタイム」などのさまざまな講座を開設しておりまして,平成22年度の事業報告によりますと139講座を開設し,参加者は2万3,000人余りでございました。また,幼稚園や小学校,中学校のPTA主催で,子どもの心の育ちであるとか発達をテーマにした講演会などを各幼稚園,小学校,中学校のPTA連合会であるとか,また各学校ごとにも行っているというふうにお聞きをしております。
次に,東日本大震災を記録した書籍,DVDなどの資料を授業で活用していくことについてのお尋ねにお答えをさせていただきます。
防災や減災への意識を高め,想定外の自然災害が起ころうとも一人一人の子どもたちが主体的に判断でき,そして行動できるような防災教育の推進が大切であるというふうに考えております。
防災の日である9月1日,この日に議員もお示しになった写真集でございますが,東日本大震災を記録したこの写真集を全小学校,中学校に配付して授業で活用いただくようにしております。また,これまでも本市が所有する防災学習にかかわるDVDを各学校・園に貸し出しもしております。
今回の大震災での教訓や被災者の思いを風化させないためにも,映像資料によって子どもたちの感性に訴えるこうした写真集,DVD等の映像教材というものは有効と考えております。教育委員会といたしましては,引き続きさまざまな教材を活用しまして,具体的な事例を取り入れた防災教育というものの充実に取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上でございます。 |