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皆様こんにちは。10時から始まりまして約6時間,お疲れさまでございます。本日,最後のトリを務めさせていただきます自由民主党岡山市議団・無所属の会の二嶋宣人です。
傍聴席の皆様方におかれましては,夕刻前の本当にお忙しい時間帯にもかかわらず,この岡山市議会の議場に足をお運びいただきましたことに対しまして心より感謝を申し上げます。
今回,私は再質問から一問一答方式で行わさせていただきます。わかりやすい議論,実りある試行となるよう,1年生議員らしく頑張ってまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
1,市民意識調査について。
最近,自治体オリジナルのインターネットサイトが話題を呼び,知名度アップとなり,観光客などの増加につながっている取り組みが目立っています。岡山県の隣県を見ても,香川県は地元出身の芸能人を副知事とし,うどん県への改名などといったインパクトのある設定の観光PRのプロモーションビデオ,そして来年3月に開幕する瀬戸内国際芸術祭の盛り上げを図るため,アート県としてもアピールに力を入れており,反響を呼んでいます。また,広島県の知られざる「おしい!」を紹介し,多くの人が広島を訪れ,「おいしい!」という感動に変わることを目指し,しっかりと観光情報をPRしているウエブサイト「おしい!広島県」も話題となっています。これらの県は,ただ単にインターネットサイトが話題となっただけではなく,地元の特産品,観光地などにも波及効果が見られています。
そういった中,本市はといいますと,全国屈指の観光資源がある中,話題づくりに欠け,出おくれ感があるように感じているのは私だけでしょうか。見せ方をひねり,受け手に伝わりやすい工夫一つでインパクトが大きく変わってまいります。岡山に訪れる人に興味を持ってもらうPRとは何か,そして今香川,広島の取り組みは,本市の広報活動などについて考えさせられる事例とも言えるのではないのでしょうか。
さて,このたび本市が取りまとめた市民意識調査を通して,市施策の問題点,課題点を分析し,市民の方の理解を得ることができるよう,しっかりと説明責任を果たしていくことが本市に求められる中,市民にとって重要度,満足度が低いと感じられている幾つかの施行項目に関連した質問をいたします。
(1)コンベンションの誘致。
本市は,戦略的なコンベンション誘致を展開していくため,昨年8月25日,JR岡山駅南への大規模コンベンション施設整備構想を打ち出しました。国際会議などコンベンションの誘致により岡山市の交流人口拡大のため,岡山の玄関口でもある場所にこの機会をとらえ打って出ようとするものだと私は理解しているものの,コンベンションの誘致に対する今回の市民意識調査で,重要でない,余り重要でないが13.6%,どちらとも言えないも40.7%と,重要度,満足度がともに低い結果となりました。他都市との競争を勝ち抜き多くのコンベンションを誘致することで本市の経済全体が活性化することに期待するものの,本市の大規模コンベンション施設整備による費用対効果が未知数のため,市民の方を初め私も疑問に感じているところであります。
そこで質問をいたします。
@駅前の大規模コンベンション施設整備構想の進捗状況についての質問だったんですけれども,吉本議員の質問と重複いたしますので割愛させていただきます。
A今回の市民意識調査結果からうかがえることは,なぜコンベンションが必要なのか,つまり具体的な本市の施策が市民の方にきちんと見える化されていないからだと感じます。コンベンション誘致,拡大に当たっての本市の具体的な施策の明確化が求められますが,御所見をお聞かせください。
B現在,本市はコンベンション誘致を推進する上でどういった規模,また全国大会,地方大会など,どういった市場をターゲットにしているのでしょうか。そして,施設整備以外で近隣の政令指定都市との差別化をどのように図っていこうとお考えなのでしょうか。
Cアフターを初め会議開催前後のサポートなどといったおもてなしへの取り組みはどのようにお考えでしょうか。
D大きく変わり始めた岡山都市圏の現況や活性化への課題を見きわめ,本市の強みである産業政策と連携したコンベンション誘致を強化していくことが求められる中,昨年倉敷にオープンしたアウトレット,そしてこれからできる岡山駅南の大型商業施設による地元近隣の商業施設,各商店街への影響は必至です。そこで,平成23年3月に策定された岡山市産業振興ビジョンの見直しも必要と考えられますが,御所見をお聞かせください。
(2)自転車利用環境の整備。
自転車利用環境の整備に対する市民意識は,不満,やや不満が47.2%と,前回に引き続き重要度は高いが満足度が低いといった結果となりました。昨年10月,自転車は車道左側を走行することという方針を国は示したものの,今まで自転車の歩道走行が定着している中,違和感がぬぐい切れない方も多いと感じます。本市都心部では,既存駐輪場に対する市民の方の認知度の低さに加え,平成22年度放置自転車数は平日延べ2,805台,休日延べ2,866台という数字からもうかがえますが,桃太郎大通りや県庁通り,百貨店,商店街近辺の違法駐輪の多さや自転車通行帯が十分に確保しにくいところでの路肩の段差など,問題,課題が山積です。今後,自転車先進都市おかやまを実現する上で,あるべきところをきちんと走れるネットワーク化を充実させるためにも,駐輪場整備,段差解消は急務と感じます。
そこで質問いたします。
@自転車先進都市おかやまの実現に向けた実行戦略の実施施策,目標値はどのようにお考えでしょうか。
A今年度,本格導入するコミュニティレンタサイクルですが,市民,観光客のどちらにウエートを置いた施策になるのでしょうか。利用するターゲットによって,自転車ポートなどの計画は変わってきますが,社会実験での問題点はどのように改善され,どういった体制になるのでしょうか。また,コミュニティレンタサイクルに伴う効果をどのようにお考えでしょうか。
B実行戦略案の中で,本市は当面歩道をさくやカラー舗装などで歩行者と自転車を分離するとの考えですが,自転車は車道を走行の周知徹底がおくれるのではと感じますが,御所見をお聞かせください。
C本市は,駐輪場整備として歩道を活用し,短時間の駐輪用有料施設の設置を検討していますが,景観への配慮として,商店街や百貨店前といった駐輪対策の民間への働きかけなどといった今計画の具体的内容についてお聞かせください。
D高齢者福祉の向上と都心部への定住促進を掲げている本市ですが,今後の都心部での高齢者の方の自転車走行,歩行の障害となる路肩の段差対策はどのようにお考えでしょうか。
(3)歩いて楽しい,歩行者に優しい都心づくり,魅力ある観光地づくりとは。
ことしの4月8日,関東から九州まで17都府県57チーム,238名もの方が参加された第1回岡山城・後楽園カヌー駅伝大会が岡山で開催されました。参加者は,京橋からスタートし,カヌーをこぎながら旭川河川敷の桜,岡山城や後楽園といった観光名所を満喫されたようです。他県の参加者の方とのお話の中で,市内中心部に一級河川が流れ,岡山城,後楽園などといった観光名所を眺めることができる絶好のロケーションの岡山をもっと上手にPRすべきとの意見もいただきました。香川の「うどん県」,広島の「おしい!広島県」もそうですが,ソーシャルネットワークの普及により大勢の人に情報がすぐ広まっていく時代です。歩いて楽しい岡山市づくりには,本市への興味がわく企画力,そしてインパクトのある情報発信力がキーポイントになります。
そこで質問いたします。
@本市は今年度,岡山「えーとこ・ぜんぶ」届けよう!と銘打って岡山の魅力をネット配信していくとのことですが,どういった施策を計画しているのでしょうか。
A岡山駅に商業施設がふえたことで,駅ナカには人は多いけれども,駅から人が出ていかず,外へ一歩出ると,桃太郎大通りなどといったところは閑散とした状況です。観光客の方が岡山城や後楽園などの観光地へ足を延ばすルートづくりはもちろんですが,さらに付加価値のあるアクセスが必要と考えます。人は緑などの自然にいやしを求めます。例えば,西川と交差する通りを生かしたおしゃれな〇〇ロードといったものをつくるなど,観光地へのアクセス充実のための取り組みはどのようにお考えでしょうか。
B昨年3月,九州新幹線全線開通などによって九州の観光消費額は2兆4,900億円になり,前年度を11%も上回ると推計されました。また,観光庁統計などの調査でも,昨年の4月から9月には中四国,近畿から九州7県への宿泊者数は前年の1.5倍,九州から広島,兵庫への宿泊客数も大きく増加しています。そして,うどん県で盛り上がっている香川への観光客も岡山駅を使っているようですが,余り影響がないように見られます。岡山は他都市に水をあけられた感を感じるわけですが,こういった状況を本市はどのように感じていますか,御所見をお聞かせください。
C本市の魅力を発信する観光情報案内センターの充実も重要です。その拠点ともなるももたろう観光センターですが,以前から観光客だけでなく,市民の方からも場所がわかりにくいといった意見を聞きます。新幹線中央出口前の岡山市観光案内所とどう違うのか,また設置場所は妥当と思われますか。
2,国連ESDの10年最終年会合について。
2014年──平成26年秋に岡山で開催される国連ESDの10年最終年会合に向けて準備室も設置され,受け入れ体制づくりに取り組んでいると思われます。世界150カ国から1,000人以上もの多くの方が参加予定の最終年会合は,本市にとっても経験のない大規模な国際会議となります。この最終年会合で,岡山市ここにありといった存在感をしっかりと国内外にPRするためにも,今まで以上に緊張感を持っての本市の努力と市民の方の理解と協力が必要です。
そこで質問いたします。
@最終年会合に向けての啓発活動,国内外への情報発信や交流などといった本市の取り組み内容と最終年会合で行われる会議内容について,国連機関及び日本国政府主催の公式で行われる分野,岡山市で行う分野はどうなっているのでしょうか。
A先月5月25日に最終年会合の準備に向けての有識者の意見を聞く初会合が開かれましたが,議論された内容などについてお聞かせください。
BESD活動を通して市民の理解向上の啓発活動は重要です。ことしの1月28日から3月末までの期間行われたESDウイーク2012を通しての市民意識レベルの変化,ESDの見える化,つながる化などについて本市の御所見をお聞かせください。
CESD活動を継続していく中で,最終年会合はあくまで通過点であるわけですが,多くの子どもからお年寄りの方にESDへの理解,認知度を高めていただくためにも,ESDの活動内容の説明,また活動を通して市が思い描いているもの,最終年会合開催に向けての本市が具体的に取り組む目標値の設定が必要と感じますが,御所見をお聞かせください。
D本市は,最終年会合に向け,持続可能なまちづくりのための取り組みを加速させていますが,地球温暖化防止,省エネ対策として取り組んでいる市街地緑化などといったエコ通りへの取り組み状況と成果,また今後の展望についてお聞かせください。
3,岡山市民の健康増進,生活習慣病予防について。
日本人の約3分の2が生活習慣病によって死亡しているとされていますが,平成22年度,本市の国民健康保険加入者の特定健診受診率は,国の目標値65%に対し,24.1%,そして40歳から44歳のメタボ基準該当者,予備群は暫定数値ですが17.6%です。また,県内の平成23年定期健診診断で異常が発見された労働者は54.5%と,5年連続で過半数を超えました。非常事態とも言えます。
そういった中,最近何かと話題のタニタの食堂に代表される企業の社員食堂や大学の学食ですが,東京都足立区では給食を通して健康について学んでもらおうとのねらいから,有名シェフを招いての給食や給食メニューコンクールといったイベントを実施し,小・中学校で出す給食に力を入れています。こういった取り組みの結果,平成20年度当初9%あった小学校の残菜率は,翌年には6%に減少しました。若年者の生活習慣病がふえていく中,特定健診受診率アップの啓発活動ももちろん大切ですが,健康な体をつくるための食育に対する知識を幼少時代からしっかりと学ぶことが大切です。
そこで質問をいたします。
@近年,増加傾向にある肥満が原因の子どもの生活習慣病の啓発活動への働きかけはどのように行われていますか。
A平成23年,本市の給食残菜率は小学校で3.4%,中学校では8.1%。特に中学校の割合が目につきますが,本市の給食残菜率減少のための取り組み対策についてお聞かせください。
B画期的な取り組みをしない限り,特定健診受診率アップのための生活習慣病予防の啓発活動にも限界があると思います。社食ブーム,給食ブームに乗るわけではありませんが,ワンコイン500円,1食500キロカロリーで十分満足できる日本一おいしい市食堂を目指し,食事をしながら専属の栄養士が相談に乗ったり,まずは本市みずからが率先して話題をつくり,生活習慣病予防に取り組んではいかがでしょうか。
C学校給食は,カロリーや栄養のバランスのとれた食事になっています。平成23年,本市の65歳以上のひとり暮らしの高齢者,独居老人は1万9,380人で高齢化率は21.44%と増加傾向です。とかくひとり暮らしの高齢者の方は栄養バランスが偏りがちです。医療費抑制対策などの一環として,地域コミュニティーの拠点の一つでもある学校の空き教室や家庭科室を利用した学校給食交流会を積極的に開催はできないものでしょうか。
以上もちまして1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手) |