平成25年 2月定例会 - 3月5日

◆二嶋宣人議員
   皆様こんにちは。自由民主党岡山市議団・無所属の会の二嶋宣人と申します。
 傍聴席の皆様方こんにちは。お忙しい中,この岡山市議会の議場に足をお運びいただきまして本当にありがとうございます。今回も元気いっぱい頑張ってまいりますので,よろしくお願いいたします。
 今回,私も一問一答で質問させていただきます。
 それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 1,東日本大震災復興支援対策などについて。
 東日本大震災から間もなく2年。いまだ多くの被災者の方は仮設住宅などでの生活を強いられ,平成24年12月末現在で,岩手,宮城,福島県の沿岸市町村の瓦れき処理状況は,災害廃棄物は44%,津波堆積物は16%の処理完了であり,決して順調に復興が進んでいるとは言えない状況であります。
 本市では,被災した岩手県宮古市の復興支援,主に住宅の高台移転等の区画整理事業のために頑張ってくるという思いのもと,ことしの1月1日から職員5人が現地に向かわれました。被災地復興支援にはまだまだマンパワーが不足しており,全国各地の自治体から派遣されてくる職員の活躍は,きっと被災者の心の支えになっていると思われます。
 そういった中,ことしの1月早々,復興支援で派遣されていた兵庫県宝塚市職員の自殺という悲しいニュースが飛び込んできました。全国各地の自治体から多くの被災地応援職員が派遣されていますが,プレッシャーや不安,そしてなれない環境での業務に戸惑う職員も少なくないと推察されます。
 ここで質問いたします。
 ア,本市では,今宮古市で復興事業に携わっている派遣職員の業務内容においてどのような形で把握に努めていますか。
 イ,派遣職員の健康状態のチェック,また心のケアはどのように行われていますか。
 さて,東日本大震災後,災害が少なく温暖な気候などの理由で,首都圏から岡山への移住を希望されている方がふえてきています。ことしの1月,首都圏からの移住希望者に対する県の個別相談会が東京都内で開催され,100組155人,とりわけ30代,40代の子育て世代の方が多く来場されました。今後,さらに岡山への移住熱が高まっていくと予測される中,本市においてはスピード感を持って最大限の受け入れ体制をしっかりと整えていかなければなりません。
 ここで質問いたします。
 ウ,東日本大震災後,被災者相談所や震災関連での移住希望者の窓口相談件数の推移についてお示しください。
 エ,本庁の相談窓口,都内の相談会で受けた相談内容,世代,項目などはどのように取りまとめ把握されていますか,お示しください。
 オ,移住希望者の相談内容は,就職や住まいを初め教育,福祉などと多岐にわたることが予測されますが,この4月からは機構改革として新設される移住・定住支援室の取り組み内容についてお聞かせください。
 昨年の11月議会でも質問しました移住希望者への就労支援についてお尋ねいたします。
 見知らぬ土地での生活を始めるに当たり,就職も切実な問題の一つです。そうでなくても雇用情勢が厳しい中,ただハローワークを紹介するだけではなく,しっかりとした就労支援が必要であります。他の自治体では,ハローワーク以外の全市民対象の民間委託などによる独自の無料職業紹介事業を行っているところも多くあります。
 ここで質問いたします。
 カ,移住希望者,そして岡山市民全対象の就労支援として無料職業紹介事業を開始するなど,もう一歩踏み込んだフェース・ツー・フェースの取り組みはできませんか。また,本市の新たな取り組み計画があればお示しください。
 キ,東京事務所の活用も重要です。昨年の2月議会で我が会派の福島議員の東京事務所における震災関連の移住希望者相談業務の質問に対し,本庁の相談窓口担当と関係部局が協議し,どういった対応が可能かも含めて検討してまいりたいとの答弁がありました。あれから1年,その後どういった取り組みがなされていますか。
 続きまして2,重要文化財建造物の防火対策について。
 岡山市北区の古刹,金山寺で昨年12月24日の夜に火災が起こり,国指定重要文化財の金山寺本堂などが焼失しました。長い歴史と毎年行われていた会陽など,岡山はもちろん国にとっても重要な文化財を失ったことは本当に残念でなりません。
 昨年の9月議会,私は重要文化財の防火・防災対策の取り組みについて質問いたしました。当局の答弁は,防火・防災対策については,文化財防災マニュアルの活用,文化財防火デーの消防査察を行い,所有者への助言等にも努めているとのことで,問題,課題点はない旨の答弁と私は受けとめ,安心していました。その後起きた金山寺の火災。金山寺までの道幅は狭く,消防車が近づきにくく,水源も不足といった状況で消火活動に長時間かかりました。今回の火災を通して,今まで指導してきた消防用設備などがその機能を十分に果たすことができたのかどうか,そして他の重要文化財の防火対策,査察はきちんとなされているのかなどといった点が気がかりでなりません。
 ここで質問いたします。
 ア,毎年1月26日の文化財防火デーに当たって,これまで本市は重要文化財建造物の消防査察を行ってきましたが,周辺市街地の状況に配慮した防火・防災設備の設置基準など,査察後,不備な点の再確認業務は今までどのように行われましたでしょうか。
 イ,今回の火災を機に,本市における文化財防災マニュアル,消防査察,指導内容等の検証,見直しは行われましたか。また,重要文化財建造物などの防火,防災に対する新たな取り組みについて,今後の計画はありますでしょうか。
 3,環境対策,PM2.5について。
 今,中国の深刻な大気汚染に伴い,日本に飛来している微小粒子状物質PM2.5による健康への悪影響が懸念されています。PM2.5は車や工場の排ガスなどから発生し,吸い込むとぜんそくや最悪肺がんを引き起こすとも言われています。
 そういった中,先月の27日に国──環境省は,1日平均濃度が環境基準値である大気1立方メートル当たり35マイクログラムの2倍,70マイクログラムを超えると予測される場合,外出や屋内換気を控える注意喚起を行うなどの指針を示しました。
 西日本では,偏西風の影響で中国大陸からの黄砂とともに,3月末から5月とこれからの時期にかけてさらに多くのPM2.5が飛来すると予測されています。急を要する事態でもあり,国の動向を見ながらの判断では遅過ぎます。今の岡山市に求められるのは,スピード感を持っての決断と実行です。まずは,PM2.5による健康被害及び市民生活への影響についてしっかりと本市独自に精査し,早急な対応が求められています。
 ここで質問いたします。
 ア,現時点での本市におけるPM2.5の測定場所,測定手段,測定回数,ここ近々の環境基準値35マイクログラム,また注意喚起を行う70マイクログラムを超えた日数など,濃度の推移についてお示しください。
 イ,先月27日に国の指針が示されるまで,本市は市民に対してどのような注意喚起を行ってきましたか。また,今後の岡山市民の健康被害をどのように想定されていますか。
 ウ,今後PM2.5の濃度が高くなる可能性は大です。不測の事態に備えて,本市においてはPM2.5対策について,これまでどういった議論,対策への準備,取りまとめなどがなされましたか。
 さて,各自治体でそれぞれのPM2.5対策がなされている中,福岡市では黄砂影響検討委員会を設置し,既に黄砂だけでなくPM2.5における市民の健康や生活への影響について,独自の評価基準,行動指針を設定しています。また,ホームページを初めツイッターやラインなどといったSNSを最大限に利用し,情報発信にも努めています。
 ここで質問いたします。
 エ,国の指針を受けて,本市は市民ニーズに合った情報をしっかりと提供するため,検討委員会設置,情報発信手段,そして市内発生削減のための取り組み,医療機関との連携,教育機関への指導などといった本市独自のPM2.5対策を早急に打ち立てるべきと考えますが,どのようにお考えでしょうか。
 以上をもちまして1回目の質問を終わらせていただきます。
 御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手)
   
○則武宣弘議長
   当局の答弁を求めます。
   
◎繁定昭男理事
   東日本大震災復興支援対策等についての項で,移住希望者の相談件数についてのお尋ねでございます。
 被災者相談窓口での平成25年2月末の相談件数は,合計287件で,その推移は平成23年187件,平成24年92件,平成25年8件となっています。
 被災者からの相談ということで,移住希望者の取りまとめはしていませんが,住宅に関する相談件数としては,合計192件で,その推移は平成23年114件,平成24年73件,平成25年5件となっております。
 次に,東京事務所における震災関連の取り組みについてのお尋ねでございます。
 東京事務所へ震災関連の移住希望相談があった場合は,相談内容に応じ相手の質問と電話番号をお聞きし,その情報を危機管理課内にある被災者相談窓口へメール送信し,それを受け関係課と連携し対応することといたしております。しかし,これまでに相談実績がなく,その改善が遅くなりましたが,今後市のホームページに掲載している被災者相談窓口の表示に東京事務所もあわせて表示するなど,3月末までに対応してまいりたいと考えております。
 また,東京で開催されている岡山県主催の移住相談会へは,東京事務所を初め政策局や関係課が参加し,本市の住みやすさをPRしており,連携を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎櫻井理寛政策局長
   本庁の相談窓口,都内の相談会で受けた相談内容についての御質問にお答えいたします。
 本庁の相談窓口及び東京や大阪で開催された岡山県主催の移住相談会に相談に来られた方の年代については,30歳代が最も多く,続く40歳代と合わせて約半数を占めており,続いて60歳代,50歳代が多くなっております。また,相談項目につきましては,住居や仕事に関する相談を中心として保育,教育や福祉,医療,公共交通など幅広く御相談をいただいております。
 なお,移住・定住支援室の取り組み内容についての御質問については,市民ネットを代表しての森山議員,公明党を代表しての中原議員の御質問にお答えしたとおりでございます。
 以上でございます。
   
◎高次秀明経済局長
   就労支援としての無料職業紹介事業についてのお尋ねにお答えいたします。
 現在,市内には公的職業紹介機関としてハローワーク岡山,ハローワーク西大寺,ハローワークプラザ岡山があり,ハローワークプラザ岡山には,おかやま新卒応援ハローワークとマザーズコーナーが併設されております。これらの窓口には,さまざまな求職相談に対しまして専門の相談員が配置されており,相談者の実情に応じたきめ細かな対応が可能であり,就職相談はこれらの機関を利用していただくのが最も効果的ではないかと考えております。
 なお,政令市におきましては,8市が無料職業紹介事業を民間委託により実施されており,今後これらの運営状況や事業の効果等につきましても,調査,研究してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
   
◎山崎康司都市整備局長
   宮古市で復興業務の派遣職員の業務内容においてどのような形で把握に努めているのか,また派遣職員の健康状態のチェック,心のケアはどのように行っているのかとの御質問にお答えいたします。
 未曽有の被害をもたらした東日本大震災の復興に向けた人的な支援につきましては,全国の自治体から職員が派遣されておりますが,本市においても現在宮古市へ昨年4月から技術職員2名,事務職員1名の計3名を,また昨年7月30日の岡山市・宮古市復興まちづくりの支援に関する協定書の締結に基づいて,ことしの1月から技術職員4名,事務職員1名の計5名を派遣しており,主に都市計画部門でのまちづくりに関する業務を行っております。
 個々の業務内容等につきましては,随時の電話連絡,年4回の本市への帰還出張による業務報告等を通して把握しており,必要に応じて業務等に関する支援,相談対応を実施しております。
 また,宮古市からは毎月の勤務状況,健康状況の報告書をいただいており,それらを通して健康状態などもチェックし,無理が起きていないかなどの聞き取りも行っております。
 ことし1月に起きた宝塚市職員の不幸な事件につきましては大変残念であり,同様の立場である派遣職員の方々への影響も拝察いたしますが,岩手県においてはケアサポートを実施していると聞いており,本市におきましてもこのようなことが起きないよう,今後もしっかりとサポートしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎山脇健教育長
   文化財の防火・防災対策,また今後の計画についてのお尋ねにお答えさせていただきます。
 金山寺の火災で本市が誇るかけがえのない文化財を失ったことは残念でなりません。そのことを教訓として,これからの文化財保存を考えていかなければなりません。
 文化財建造物の防火,防災につきましては,消防査察や消火訓練の機会を初めとしてさまざまな働きかけを所有者に行ってきております。今後は所有者への連絡を一層密にしていくこと,また文化財の防火,防災に関する各種指針などやマニュアルの活用をさらに図っていくこと,また必要な助言に努めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
   
◎長瀬正典消防局長
   同様に文化財建造物の防火対策についてでございます。
 消防査察後の再確認はどのように行われていたか,今回の火災を機に査察,指導の検証,見直しは,また防火に対する新たな取り組みについて今後の計画はとのお尋ねをいただきました。一括してお答えを申し上げます。
 査察後の再確認につきましては,所有者等から提出された改修計画書により再査察,写真の提出等により是正指導をしております。また,査察,指導等の検証については火災発生後,直ちに全ての文化財の特別査察を実施いたしております。その結果,良好なものもある反面,消防設備が改修,完備されても,夜間無人となるなど消防設備を有効に利用できない文化財もございます。今後,歴史的な宗教行事や慣習も理解しつつ,防火査察や消防用設備による防火対策だけでなく,教育委員会とともに所有者等を通じて周辺住民の協力体制を得るなどの方策も検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎岸堅士保健福祉局長
   環境対策,PM2.5についての項,今後の健康被害をどのように想定しているのかとのお尋ねです。
 PM2.5の増加による健康への影響については,まだ明らかになっていない部分がありますが,現時点では直ちに健康被害が発生することはないとされています。しかしながら,その増加により呼吸器や循環器系疾患のある方,小児や高齢者などの感受性の高い方については,健康への影響が生じる可能性は高いとされているため,市民からの相談に応じるとともに,今後測定値や国,研究機関等からの情報収集に努め,庁内関係各課とも連携し,適切な情報提供を行ってまいります。
 以上です。
   
◎甲斐充環境局長・ESD最終年会合準備担当局長
   環境対策についての項で,PM2.5の濃度の推移について,それから本市のこれまでの注意喚起の状況についての2点の御質問に一括してお答えいたします。
 本市では,平成24年4月から江並局及び東岡山局,平成25年2月から南方局の各測定局で1時間ごとにPM2.5を測定しており,これまでの濃度については環境基準を評価する日平均値でゼロマイクログラム・パー・立方メートルから57.8マイクログラム・パー・立方メートルの値で推移しており,注意喚起を行う日平均値70マイクログラム・パー・立方メートルを超えた日はありません。
 一方,環境基準値の日平均値35マイクログラム・パー・立方メートルを超えた日数については,江並局で16日,東岡山局で12日ありましたが,設置後1カ月と間もない南方局は現在のところ超えた日はありません。また,測定開始から日が浅いため,本市の濃度推移について評価することは難しい状況ですが,環境省によれば年間の全国での平均的な濃度は減少傾向にあるとされています。
 市民に対する注意喚起につきましては,平成25年2月22日に岡山市のホームページに掲載し,濃度が高くなった場合には外出を控える,外出する際はマスク等をつけることを目安にしていただくよう呼びかけています。
 次に,PM2.5対策についての議論の内容,それから本市独自の対策についてお答えいたします。
 本市では,PM2.5について従来月単位でのデータ収集を行っていましたが,平成25年2月28日から岡山県,倉敷市に合わせ1時間値で表示できるよう,暫定的な監視システムの改良を行いました。あわせて,予測システムの検討や濃度が高くなった場合の有効な対策に関する保健所等との情報交換を行ってまいりましたが,今後光化学オキシダントの連絡体制を活用した適切な情報提供に努めるとともに,今年度中に開催予定の岡山市公害対策審議会の意見等を踏まえ,関係機関との情報交換等,本市の状況を踏まえた対策を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   ありがとうございました。
 そうしましたら,順次質問させていただきます。
 最初に,東日本大震災復興支援対策の件ですけれども,まず被災地の派遣職員の件で,きょうのニュースでも現地での派遣の要望が1.8倍になっているということで,やはりマンパワーが足りないといった状況であります。そういった中で,岡山市からはこの1月1日から派遣職員が5人行かれているということでございます。いろいろと精査されて確認した段階では,そういった負担等々はかかっていないというふうな状況を把握されているという答弁だったと思うんですけれども。宝塚市の職員に関して,実は宝塚市長が電話で会談している中で,その自殺された職員の方が,被災地にとって自分は本当に役に立っているんだろうかといったことを漏らしていたと,そのときに気づいてあげられればよかったといったことがあったわけであります。そういった中で,現地でもいろいろと心のケア等々に努めていらっしゃるとは思うんですけれども,やはりもう一歩踏み込んだケアが必要だと思います。例えば,宝塚市であれば現地の職員のところに幹部職員なり同僚職員が出向いてやっているわけでありますので,そういった取り組みをしていただけないかなと思っているんですけど,そのあたりについて少しだけ触れてください。
   
◎山崎康司都市整備局長
   現地でのケアについて,もう一歩踏み込んで,同僚職員なり幹部職員が出向いてという御質問に御答弁いたします。
 昨年の7月末の支援に関する協定書の締結時にも市長の代理として金谷副市長が宮古市に赴きまして,派遣職員の激励を行ったということでございます。また,同僚,先輩等の他の職員たちもプライベートではございますが,派遣職員に会いに行くなどしております。今後とも派遣職員に対してのねぎらい,激励,そしてサポートをしっかりやっていきたいと考えております。
 以上でございます。
   
◆二嶋宣人議員
   よろしくお願いいたします。
 続きまして,移住希望者の受け入れ体制について少し触れさせてください。
 移住・定住支援室の取り組み内容について,代表質問でお二方が質問されて,そのとおりですということですけれども,その答弁内容の中で少し気になった点がありますので確認させてください。
 結局,震災から2年たって,やはり満を持してこの移住・定住支援室ができたと私自身は思っております。その間,平成24年も何回かの県が主催の東京等での相談会,それから平成25年になっても1月19日にやられて,多くの方々が相談に来られていると。情報としてはボリュームがかなり大きくなっている段階で,しっかりとその情報を提供していかなきゃならない,4月からもう弾丸スタートのように取り組みをしていかなきゃいけない中で,答弁では就労支援とか,こういったホームページの情報発信などについては検討して,さらに研究を進めてまいりたいという何か弱腰な答弁に聞こえたわけであります。移住されてきた方,それから移住をこれから計画されている方へのサービスを充実させていくためにも,やっぱりそういったあたりはしっかりと4月1日から実践,もう実行できるようにしていかなければならないと思うわけであります。
 そういった中で,雇用情勢はよくなってきているとはいえ,やはり依然厳しい状況であるということは言うまでもありません。さっき経済局長が,ハローワーク等々でそういった支援をしていると言われましたが,私の質問内容は民間,いわゆる無料の職業紹介事業所も含めた上での就労支援をしっかりと行っていくことも,やはりそれはニーズに応えていく一つの手段であると思うので,そのあたりを検討しているんですかといったことが聞きたかったんです。その点についてお答えください。
   
◎高次秀明経済局長
   民間で設置しています無料職業紹介というのは,先ほど御答弁申し上げましたように8市の政令市で運営しております。それぞれ緊急雇用対策事業の財源を使ったものとかさまざまなケースがございます。その内容につきましては,各都市の設置の目的とかその狙いあるいは運営体制,それからハローワークとの連携あるいは福祉部門との連携,またさらにその事業効果とか課題等について今しっかりと調査している段階でございまして,今後そういったものを設けるかどうかにつきましては,この検討を踏まえた上で必要性について,必要であるかないかということについて判断したいと思っております。
 以上でございます。
   
◆二嶋宣人議員
   ありがとうございます。
 少し就職のことから離れますが,以前から震災後,被災者の方の対応をどうするのかということで,危機管理課がワンストップ化して対応してくださっているわけですが,その後,いわゆる移住者への対策として,岡山で暮らそうということで岡山市のホームページを見ますと,そのページに関する問い合わせ先は政策局の事業政策課になっているわけです。そこをクリックすると,また何でここもワンストップにしないのかなと思ったんですけれども,問い合わせ先として安全・安心ネットワークがあって4つの区があってというふうな形になっていますので,そのあたりもしっかりと行っていかなきゃいけないんじゃないのかなと。4月1日からしっかりととり行っていくためには,そこもしっかりと検討して,まずはそこの部分からやっていくべきだと思うんですけども,そのあたりについてお聞かせください。
   
◎櫻井理寛政策局長
   ホームページの問い合わせ先が少しまちまちになっているのではないかという御質問でございますけれども,現在は一般的な問い合わせ窓口として安全・安心ネットワーク推進室と区の区民相談窓口を掲載しておりますけれども,4月からは移住・定住支援室が発足しますので,そちらを問い合わせ先としていきたいと考えております。
 以上でございます。
   
◆二嶋宣人議員
   よろしくお願いいたします。
 時間の関係もありますので,PM2.5について少し触れさせてください。
 先ほどの答弁の中では,環境基準値を超えているのが数日あって,注意喚起を行う70マイクログラムを超えているのはゼロだったということであります。そもそも国のほうもアメリカ等々の指針も参考にされていたんだと思います。70マイクログラムということで注意喚起が決まったわけでありますけれども,やはり影響を受けやすい子どもとかお年寄りの方とか,それから呼吸器系,循環器系の疾患がある方は,だからこそ環境基準値35マイクログラムというのが示されていたんだと思います。急に注意喚起で70マイクログラムだから,70マイクログラム超えてないから安心だよというようなことは,やはりそれは市民は合点がいかんと思います。そのあたりのいわゆる子どもとかお年寄り,ちょっと質問の中でも触れさせていただいたんですけども,教育機関への対応,医療機関への対応はどうするんですかということが何か抜けていたような感じもしたので,そのあたりを一度確認させてください。
   
◎岸堅士保健福祉局長
   PM2.5に関連して,医療機関への対応ということですが,医療機関には双方向という面がございまして,国等から数値とか治験とかデータが送られてくる場合があります。そういう場合は,医師会等を通じて迅速にお知らせする。それからまだ少ないとは思うんですが,医療機関のほうで相談とか受診とかあった中で,なかなか特定は難しいと思うんですけど,原因がそうであればということで,そういうのがはっきりしている場合には,逆に医療機関からの情報もいただく,あるいは意見をいただくということも考えられますので,連携はしっかりとっていきたいと考えております。
 以上です。
   
◎山脇健教育長
   PM2.5について,学校現場,教育を含めてどのような体制をとっていくかということでございますが,先ほど議員も触れられました呼吸器であるとか循環器系疾患のある児童・生徒,また感受性の高い方につきましては,やっぱり健康への影響が生じる可能性もあるだろうと考えられます。したがいまして,学校・園では平素から,これらの子どもたちに対しましては健康管理をしっかりしておるわけでございます。
 今後につきましては,やはり市全体での基準であるとか,そういうものが決定次第,また学校のほうに情報をしっかり提供していくということになろうというふうに考えておるところでございます。
 以上でございます。
   
◆二嶋宣人議員
   ですから,結局35マイクログラムを超えると子どもたち,それからお年寄りの方々等々には影響があるから,やはりしっかりと気をつけてくださいよと,先進的にアメリカがそういった注意喚起をもう行っている。また,国内であれば福岡市において国の指針の前から,地理的な状況もあるのかもしれませんけれども,黄砂,そしてPM2.5も含めて,そういった指針をしっかりと示しているので,他都市にできて岡山市ができないということはおかしいと思うんですよね。やっぱり岡山市民の安全と安心はしっかりと岡山の行政が守っていくんだと,そういったことをしっかりと言ってほしいなと。勝手なときだけ,いや,国からの指針が来るまではなかなか動けないんですよというふうな状況では困りますので,そのあたりよろしくお願いいたします。
 そして,やはり議論もしっかりとしてほしいと思います。福岡市の場合も,黄砂影響検討委員会でPM2.5についてもしっかりとやっているんです。さっきおっしゃいましたよね,岡山市の公害対策審議会で今月中にやっていく。これから黄砂は3月末から5月にかけて来るわけなんですよね。さっき推移においては濃度が低くなってきているような答弁だったと思うんですけれども,中国はどんどんどんどん上がってきているわけですので,そういった感じで影響を受ける可能性は大ですので,審議会を今月中じゃのうて,もう即座に,緊急でもいいんで,やっぱり開いて,そこの中でPM2.5についても岡山市に短期的なんでもいいんで教育機関と医療機関にしっかりとマニュアル的なものを示すべきだと思うんですけども,環境局長,そのあたりお答えください。
   
◎甲斐充環境局長・ESD最終年会合準備担当局長
   検討していかないといけない,方針を出していかないといけない,それは重々承知しておりまして,今回教育委員会,また保健福祉局との協議についてはそれぞれでできることをやっていただきたいことを整理するための協議というのはしっかりやらせていただいています。それをもっていろんな連絡もとったり,そういうことはさせていただいております。ただ,全市的な対応というふうになると,やはりリスク評価とか科学的な面のメスというのは必ず入れないと,とんちんかんなことをやってもそれはいけないと逆に思います。そういう面から,専門家の御意見というのはきちんとした形でいただきたいと思っていますので,できるだけ早急に市民のためになるような政策につながることを審議していただいて,御意見としていただきたいというふうに思っております。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   わかるんです。国の指針がしっかりと,3月6日,あした多分全国自治体の方々を集めて,そして政令市の方々を集めて,またそういった国の説明会がなされると思うんですけれども,だから何度も言っているんですが,できるだけ早いといっても3月末から5月の間にひょっとしたら岡山市も影響を受ける可能性もあるから,できるだけ早いじゃいかんでしょということを言っているので,市長,これ本当に今岡山市が全然影響がないとは,今後ないとは言い切れないところがありますので,市長がしっかりと環境局長,早うやりんちゃいと言ってくれるぐらいの意気込みでいかないと。やっぱり市長,岡山市から国を変えていくと言われているんで,そのあたり市長,しっかりと指示していただけるような決意を最後に述べていただけませんか。
   
◎高谷茂男市長
   二嶋議員の御質問にお答えしますが,もう遅いんですけれどもね,しっかりこれからやっていきます。(笑声)議会の皆様にもいろいろ御協力いただきまして,やっとかないといけないことだと思っておりますので,皆さんと一緒にやりましょう。
 よろしくお願いします。(拍手)