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皆様こんにちは。自由民主党岡山市議団・無所属の会の二嶋宣人と申します。
傍聴席の皆様方こんにちは。お忙しい中,この岡山市議会の議場に足をお運びいただきまして本当にありがとうございます。今回も元気いっぱい頑張ってまいりますので,よろしくお願いいたします。
今回,私も一問一答で質問させていただきます。
それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
1,東日本大震災復興支援対策などについて。
東日本大震災から間もなく2年。いまだ多くの被災者の方は仮設住宅などでの生活を強いられ,平成24年12月末現在で,岩手,宮城,福島県の沿岸市町村の瓦れき処理状況は,災害廃棄物は44%,津波堆積物は16%の処理完了であり,決して順調に復興が進んでいるとは言えない状況であります。
本市では,被災した岩手県宮古市の復興支援,主に住宅の高台移転等の区画整理事業のために頑張ってくるという思いのもと,ことしの1月1日から職員5人が現地に向かわれました。被災地復興支援にはまだまだマンパワーが不足しており,全国各地の自治体から派遣されてくる職員の活躍は,きっと被災者の心の支えになっていると思われます。
そういった中,ことしの1月早々,復興支援で派遣されていた兵庫県宝塚市職員の自殺という悲しいニュースが飛び込んできました。全国各地の自治体から多くの被災地応援職員が派遣されていますが,プレッシャーや不安,そしてなれない環境での業務に戸惑う職員も少なくないと推察されます。
ここで質問いたします。
ア,本市では,今宮古市で復興事業に携わっている派遣職員の業務内容においてどのような形で把握に努めていますか。
イ,派遣職員の健康状態のチェック,また心のケアはどのように行われていますか。
さて,東日本大震災後,災害が少なく温暖な気候などの理由で,首都圏から岡山への移住を希望されている方がふえてきています。ことしの1月,首都圏からの移住希望者に対する県の個別相談会が東京都内で開催され,100組155人,とりわけ30代,40代の子育て世代の方が多く来場されました。今後,さらに岡山への移住熱が高まっていくと予測される中,本市においてはスピード感を持って最大限の受け入れ体制をしっかりと整えていかなければなりません。
ここで質問いたします。
ウ,東日本大震災後,被災者相談所や震災関連での移住希望者の窓口相談件数の推移についてお示しください。
エ,本庁の相談窓口,都内の相談会で受けた相談内容,世代,項目などはどのように取りまとめ把握されていますか,お示しください。
オ,移住希望者の相談内容は,就職や住まいを初め教育,福祉などと多岐にわたることが予測されますが,この4月からは機構改革として新設される移住・定住支援室の取り組み内容についてお聞かせください。
昨年の11月議会でも質問しました移住希望者への就労支援についてお尋ねいたします。
見知らぬ土地での生活を始めるに当たり,就職も切実な問題の一つです。そうでなくても雇用情勢が厳しい中,ただハローワークを紹介するだけではなく,しっかりとした就労支援が必要であります。他の自治体では,ハローワーク以外の全市民対象の民間委託などによる独自の無料職業紹介事業を行っているところも多くあります。
ここで質問いたします。
カ,移住希望者,そして岡山市民全対象の就労支援として無料職業紹介事業を開始するなど,もう一歩踏み込んだフェース・ツー・フェースの取り組みはできませんか。また,本市の新たな取り組み計画があればお示しください。
キ,東京事務所の活用も重要です。昨年の2月議会で我が会派の福島議員の東京事務所における震災関連の移住希望者相談業務の質問に対し,本庁の相談窓口担当と関係部局が協議し,どういった対応が可能かも含めて検討してまいりたいとの答弁がありました。あれから1年,その後どういった取り組みがなされていますか。
続きまして2,重要文化財建造物の防火対策について。
岡山市北区の古刹,金山寺で昨年12月24日の夜に火災が起こり,国指定重要文化財の金山寺本堂などが焼失しました。長い歴史と毎年行われていた会陽など,岡山はもちろん国にとっても重要な文化財を失ったことは本当に残念でなりません。
昨年の9月議会,私は重要文化財の防火・防災対策の取り組みについて質問いたしました。当局の答弁は,防火・防災対策については,文化財防災マニュアルの活用,文化財防火デーの消防査察を行い,所有者への助言等にも努めているとのことで,問題,課題点はない旨の答弁と私は受けとめ,安心していました。その後起きた金山寺の火災。金山寺までの道幅は狭く,消防車が近づきにくく,水源も不足といった状況で消火活動に長時間かかりました。今回の火災を通して,今まで指導してきた消防用設備などがその機能を十分に果たすことができたのかどうか,そして他の重要文化財の防火対策,査察はきちんとなされているのかなどといった点が気がかりでなりません。
ここで質問いたします。
ア,毎年1月26日の文化財防火デーに当たって,これまで本市は重要文化財建造物の消防査察を行ってきましたが,周辺市街地の状況に配慮した防火・防災設備の設置基準など,査察後,不備な点の再確認業務は今までどのように行われましたでしょうか。
イ,今回の火災を機に,本市における文化財防災マニュアル,消防査察,指導内容等の検証,見直しは行われましたか。また,重要文化財建造物などの防火,防災に対する新たな取り組みについて,今後の計画はありますでしょうか。
3,環境対策,PM2.5について。
今,中国の深刻な大気汚染に伴い,日本に飛来している微小粒子状物質PM2.5による健康への悪影響が懸念されています。PM2.5は車や工場の排ガスなどから発生し,吸い込むとぜんそくや最悪肺がんを引き起こすとも言われています。
そういった中,先月の27日に国──環境省は,1日平均濃度が環境基準値である大気1立方メートル当たり35マイクログラムの2倍,70マイクログラムを超えると予測される場合,外出や屋内換気を控える注意喚起を行うなどの指針を示しました。
西日本では,偏西風の影響で中国大陸からの黄砂とともに,3月末から5月とこれからの時期にかけてさらに多くのPM2.5が飛来すると予測されています。急を要する事態でもあり,国の動向を見ながらの判断では遅過ぎます。今の岡山市に求められるのは,スピード感を持っての決断と実行です。まずは,PM2.5による健康被害及び市民生活への影響についてしっかりと本市独自に精査し,早急な対応が求められています。
ここで質問いたします。
ア,現時点での本市におけるPM2.5の測定場所,測定手段,測定回数,ここ近々の環境基準値35マイクログラム,また注意喚起を行う70マイクログラムを超えた日数など,濃度の推移についてお示しください。
イ,先月27日に国の指針が示されるまで,本市は市民に対してどのような注意喚起を行ってきましたか。また,今後の岡山市民の健康被害をどのように想定されていますか。
ウ,今後PM2.5の濃度が高くなる可能性は大です。不測の事態に備えて,本市においてはPM2.5対策について,これまでどういった議論,対策への準備,取りまとめなどがなされましたか。
さて,各自治体でそれぞれのPM2.5対策がなされている中,福岡市では黄砂影響検討委員会を設置し,既に黄砂だけでなくPM2.5における市民の健康や生活への影響について,独自の評価基準,行動指針を設定しています。また,ホームページを初めツイッターやラインなどといったSNSを最大限に利用し,情報発信にも努めています。
ここで質問いたします。
エ,国の指針を受けて,本市は市民ニーズに合った情報をしっかりと提供するため,検討委員会設置,情報発信手段,そして市内発生削減のための取り組み,医療機関との連携,教育機関への指導などといった本市独自のPM2.5対策を早急に打ち立てるべきと考えますが,どのようにお考えでしょうか。
以上をもちまして1回目の質問を終わらせていただきます。
御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手) |