平成25年 6月定例会 - 6月17日

◆二嶋宣人議員
   皆様こんにちは。自由民主党岡山市議団,二嶋宣人と申します。
 傍聴席の皆様も改めましてこんにちは。岡山市議会の議場に足をお運びいただきまして,この生の議場を体験していただきますことに対しまして,本当に心から感謝を申し上げます。
 早速でございますけれども,今回私は一括質問一括答弁の方式で質問させていただきます。
 1,発達障害者支援について。
 平成24年版障害者白書では,日本の障害者手帳,身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を所持している障害のある方の数は,約1,488万人となっています。では,岡山市の障害のある方の数はといいますと,平成23年度末現在,約3万5,000人,平成17年度には約3万人でしたので,ここ6年間で約1.16倍と増加しています。しかし,これはあくまでも障害者手帳の所持者数ですから,厳密にはこの数だけが障害者数ではないと言えます。
 文部科学省が昨年,全国の公立小・中学校を対象に無作為抽出調査をしたところ,特別な支援を必要とする児童・生徒は約6.5%程度いる可能性があると分析されました。この児童・生徒が全て発達障害とは限りませんが,かなりの割合で発達障害の可能性があると言われ,実際,特別支援学校・学級に在籍している幼児,児童・生徒が年々増加しています。
 平成23年11月,本市は発達障害児・者への切れ目のない支援システム確立のため,岡山市発達障害者支援センターひか☆りんくを開所しました。開所から1年半が経過した今,本市の支援内容と利用者のニーズにずれを指摘する声も耳にいたします。すなわち利用者,またこれから利用したい方や御家族の方のニーズに的確に対応した支援体制整備になっていないのではないかと危惧いたします。ひか☆りんくは,待望の支援センターであったわけであります。市民ニーズを把握するためにも,市がしっかりとアンテナを張り,細やかなサービスを主体的に取り組む必要があると考えます。
 そこで質問いたします。
 ア,ひか☆りんく開所後,これまで来所相談を受けた件数をゼロ歳から幼稚園までの乳幼児期,小・中学校の学齢期,高校以降の青年期,成人期別にお示しください。また,ライフステージによって異なると思われますが,どのような支援を求める相談内容が多かったのでしょうか。
 さて,日々ひか☆りんくの職員の方も頑張ってくださっていますが,毎年所長が交代し,わらにもすがる思いで連絡しても,来所相談の予約受け付けから面談までの待機期間が長いなど,どうしても専門職員の不足は否めません。
 そこで質問いたします。
 イ,せめて専門医師の所長や専門的職員をふやすなど,ある程度の期間,腰を据えて対応できる体制づくりが必要と考えますが,御所見をお聞かせください。また,職員の専門性向上のための取り組みについてもお聞かせください。
 ウ,ひか☆りんく開所後,県支援センターや民間を含めた関連機関との連携はどのように行われていますか。
 中学卒業後,発達障害でありながら知的障害と診断されなければ特別支援学校高等部へ入学できません。通常高校に入学した場合でも,彼らを取り巻く環境は問題,課題が山積です。こういった高校年代への就学,就労などへの専門的支援は重要課題の一つであります。
 一昨年,NPO法人岡山県自閉症協会と県が発達障害のある人の生活実態や支援ニーズなどに関するアンケート調査を初めて実施されました。アンケート対象者は,高校年代以降の青年期,成人期の方が大半でした。その中で,特に充実を求める支援で多かったのが,知的障害のある人においては,特性に応じたグループホームなどの住まいの確保67%やライフステージに応じた切れ目ない個別支援の充実64.2%,金銭,財産を本人のかわりに管理する成年後見制度の充実62.3%などでした。また,知的障害のない人においては,学校卒業後の就労支援の充実67.6%や雇用先の拡充65.9%などでした。このアンケート調査結果からも,本市が取り組むべき発達障害者への支援,課題が伺えます。
 そこで質問いたします。
 エ,ひか☆りんくにおける高校年代以降の青年期,成人期への対応が不十分といった声もお聞きします。本市における高校年代以降の青年期,成人期への支援,取り組みについてお聞かせください。
 オ,特性に応じたグループホームなどの住まいの確保は,青年期,成人期の障害者の親亡き後の自立に不安を抱えている方の潜在的なニーズと考えます。今後,全国的に発達障害の可能性がある幼児,児童・生徒が増加していくと予測される中,今後のグループホームなどの施設整備計画を踏まえた上で,本市の御所見をお聞かせください。
 カ,障害者の方の成年後見に対する本市の支援策についてお聞かせください。
 キ,共働き家庭がふえている中,時間外,土日を利用して相談できる体制は必要です。以前,当局の答弁では,利用者の利便性を図る上で重要な課題と認識しているとのことでしたが,現段階では行われていません。御所見をお聞かせください。
 ク,倉敷市の倉敷教育センターでは,障害児への支援について自由に意見交換ができる場や市民に向けてのオープン講座を数多く行うなど,積極的な情報交換・発信に努めています。本市における情報交換・発信はどのように行われていますか。
 ケ,開所から1年半が経過した今,今後の当センター運営に当たって発達障害児・者や御家族の方の思いやニーズを把握するためにも,利用者などへの意識調査を実施してはいかがでしょうか。
 ことし4月から公的機関,企業の障害者法定雇用率が0.2ポイントアップしました。昨年6月1日現在,厚労省が取りまとめた障害者雇用状況は,雇用障害者数,実雇用率は国,地方自治体,都道府県などの教育委員会の公的機関ではいずれも前年を上回り,企業においては過去最高を更新しました。
 そこで質問いたします。
 コ,岡山市内の企業,岡山市,市教育委員会それぞれの過去5年間における雇用障害者数,実雇用率の推移についてお示しください。
 サ,現に法定雇用率達成企業の割合は46.8%と多くの企業が達成できていない状況であります。経済局,保健福祉局,教育委員会それぞれの立場から,実雇用率アップのための具体的な取り組みと御所見をお聞かせください。
 シ,障害者の雇用を進める上で,障害者や事業主に対して雇用の前後を通じて障害特性を踏まえた就労及び生活面での支援を行うジョブコーチの役割は大と考えます。本市では効果的な雇用前後の支援策について何か考えていることがありますか。
 ス,一昨年の9月議会に質問しました障害児仕事体験についてお尋ねします。障害のある子どもの自立,社会参加の促進を目指す意味でも,障害児の仕事体験は必要です。当時の担当局長の答弁では,仕事体験の協力企業をふやすための募集など検討するとのことでした。その後,協力企業などはふえたのでしょうか。
 2,岡山市の就学前教育・保育の在り方について。
 国においては,平成24年8月に子ども・子育て関連3法が成立,公布され,早ければ平成27年4月から子ども・子育て支援新制度による支援を本格スタートする予定となっています。これに伴い,本年4月1日には,国の子ども・子育て会議が設置され,本格スタートに向けて各種基準及び給付費の額の算定基準などの検討が開始されたところですが,本年4月19日には,安倍総理により待機児童解消のための取り組みを一層加速化させるため,待機児童解消加速化プランが発表されたところであります。
 この加速化プランは,待機児童の解消に向け,2年後の子ども・子育て支援新制度の施行を待たずに,地方自治体に対しできる限りの支援策を講ずることとしております。そして,新制度施行までの2年間を「緊急集中取組期間」,新制度施行後に弾みをつける「取組加速期間」として,潜在ニーズも含めた待機児童解消に意欲のある自治体の取り組みを強力に支援するものであり,市町村の手挙げ方式で実施することとされています。
 一方,本市におきましても,子どもを取り巻く課題の解決に向け,昨年12月に策定された岡山市の就学前教育・保育の在り方により,市民ニーズに最大限に応えるため,幼稚園,保育園の一元化,一体化,そして統廃合や民営化を進め,施設運営の効率化を図っています。希望する全ての子どもが就学前から小・中学校への連続性を大切にした教育,保育をひとしく提供できる環境を整備する方向性が定められ,本年4月からは関係者の方々からの御意見を伺いながら,教育・保育施設の配置について検討されているとお聞きしております。
 そこで質問いたします。
 ア,施設配置の検討に際して,関係者からはどのような御意見があり,またその御意見を踏まえてどのように検討を進められているのでしょうか。
 イ,国の待機児童解消加速化プランに関連して,本市の待機・保留児童の現状と岡山市としての同プランへの対応についてお示しください。また,私の地元でもある中山地区を含め,幼保一体化を目指す試行園の取り組みは進んでいるのでしょうか。
 ウ,中山,岡南,太伯などで公立と公立,いわゆる公公型の幼保一体の試行的な取り組みが検討されていますが,今後の幼保一体化施設整備,施設運営形態は公立園中心で進められるのでしょうか。それとも公立と私立の公私型,その他の施設整備も考えられるのでしょうか,方向性についてお聞かせください。
 3,防災対策(集中豪雨対策等)について。
 近年,日本は周辺海域の海水温が上昇する温暖化の影響を受け,大雨で総雨量2,000ミリメートルを超すことが想定外と言えない時代に入ったと日本気象協会は見解を述べています。特に,最近は異常気象により極めて短時間の局地的な集中豪雨,通称ゲリラ豪雨による内水被害が全国的に多く続出しています。また,これからの季節は台風や大雨などによる崖崩れや土石流,地すべりといった土砂災害も発生しやすい時期であります。
 気象庁によりますと,アメダス地点における1時間降水量50ミリメートル以上の局地的な集中豪雨の年間観測回数は,統計期間1976年から2012年で10年当たり21.9回増,80ミリメートル以上は10年当たり2回増と増加傾向が明瞭にあらわれています。また昨年夏6月から8月の西日本は,1時間50ミリメートル以上の局地的な集中豪雨の発生回数は1976年以降最も多い結果となりました。本市においても昨年の7月初め,局地的な集中豪雨によって岡山駅前商店街が冠水し,私の地元,土砂災害危険箇所,土石流危険渓流に指定されている箇所近辺の民家では,床下浸水やブロック塀が倒れるなど,各地で多くの被害に見舞われました。
 夏を通じて起こりやすい局地的な集中豪雨による内水氾濫や土砂災害は予測が非常に困難でありますが,不測の事態に備えた集中豪雨対策にしっかりと取り組んでいかなければなりません。
 そこで質問いたします。
 ア,局地的な集中豪雨の年間観測回数が増加傾向にある中,ハード面,ソフト面におけるゲリラ豪雨対策について,本市はどのようにお考えでしょうか。
 イ,昨年,ゲリラ豪雨などによって被害を受けた駅前商店街や公共土木施設,これまで過去何回も大雨などで冠水した経緯がある箇所のハード整備は早急にすべきと考えますが,これまでの整備状況,今後の計画予定も踏まえ,当局の御所見をお聞かせください。
 ゲリラ豪雨対策として,雨水貯留施設の建設や雨水管の増強など,ハード面での整備が緊急的にすぐできれば問題ないわけでありますが,現実的に時間や予算なども考えると厳しい面もあると考えます。しかし,いざというときの被害を最小限に抑えるための対策について質問いたします。
 ウ,JRなどのガード下道路は冠水しやすい場所です。渋谷区などでは,冠水警告用の電光表示板や危険冠水水深を知らせる目視ラインを設置しています。このような道路が冠水した場合の情報伝達対策はどのようにお考えでしょうか。
 エ,地域住民同士の災害情報共有は必要です。香川県では,リアルタイムな災害状況を県民が投稿,閲覧できるよう気象情報会社ウェザーニューズと協力提携しました。本市でも,災害情報伝達システムの一つとして気象情報サービスを活用してはいかがでしょうか。
 オ,ゲリラ豪雨などによって冠水してしまう通学路もあると考えますが,調査はできていますか。また,安全対策はきちんと講じられていますか。
 さて,昨年の9月議会で質問しました土砂災害関連についてお尋ねいたします。岡山県のホームページでは,県内の土砂災害危険箇所1万1,999カ所は平成15年4月1日現在の情報しか掲載されていませんが,岡山市の土砂災害危険箇所,土石流,地すべり,急傾斜地は1,362カ所のうち,平成23年3月27日時点で310カ所が土砂災害警戒区域に指定され,指定率は22.8%と低い割合です。昨年の9月議会で当局から,土砂災害危険箇所の中から基礎調査により基準に該当する箇所については土砂災害警戒区域などとして指定する権限は県知事にあるが,市も連携しながら鋭意進めているとの答弁がありました。
 そこで質問いたします。
 カ,区域指定に向けて現地調査で周辺状況の確認や住民からの聞き取りなどによって新たに把握した危険箇所数とその後の土砂災害危険箇所調査の進捗状況についてお聞かせください。また,過去被害を受けた区域指定されている箇所のハード整備の取り組みはどうなっていますか。
 以上をもちまして1回目の質問を終わらせていただきます。
 御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手)
   
○則武宣弘議長
   当局の答弁を求めます。
   
◎小田行治職員担当局長
   発達障害者支援についてのうち,岡山市の過去5年間における雇用障害者数,実雇用率の推移についてのお尋ねにお答えします。
 市長事務局の雇用障害者数,これは法で定められた算定方法による人数になりますが,平成20年度が65人,平成21年度が64人,平成22年度が64人,平成23年度が66人,平成24年度は74.5人です。雇用率については,平成20年度が2.14%,平成21年度が2.16%,平成22年度が2.19%,平成23年度が1.88%,平成24年度が2.11%です。
 以上です。
   
◎森真弘保健福祉局長
   グループホーム等の住まいの確保についてのお尋ねがございました。
 地域で共同生活を営んでいる障害者に対しまして,主として夜間に相談その他の日常生活上の援助を行うグループホーム,それから介護や家事その他の必要な日常生活上の世話を行うケアホームにつきましては,第3期の岡山市障害福祉計画における必要な見込み量を上回っているところでございます。今後ともニーズの把握に努めながら,事業者への働きかけを行ってまいりたいと考えております。
 それから,障害者の方の成年後見についてのお尋ねがございました。
 成年後見制度は,当事者の親族等による申し立てに基づく利用に委ねることが基本ですが,障害者の方のうち,身寄りがない等により親族による申し立てが期待できない場合につきましては,市長による申し立てを行っているところでございます。また,市内7カ所の地域活動支援センターI型におきましては,成年後見制度に関する相談や必要な情報の提供,助言等を行っております。
 それから,企業の実雇用率アップのための具体的な取り組みと,効果的な雇用支援策についてのお尋ねに一括して答弁させていただきます。
 障害者に対する就労支援窓口としては,就労移行支援や就労継続支援事業者のほか,職業相談や職業紹介などを行う公共職業安定所があるほか,ジョブコーチによる支援なども行う障害者職業センターが設置されております。さらに,就業とこれに伴う日常生活,社会生活上の相談,支援を一体的に行う障害者就業・生活支援センターも設置されており,これらの関係機関との連携を深め,一般就労への移行をさらに促進するための方策について検討してまいりたいと考えております。
 それから,障害児仕事体験の協力企業についてのお尋ねでございますけれども,障害児仕事体験につきましては,障害者のしおりや本市ホームページによりまして現在周知に努めているところでございます。その中で,活動団体のホームページ等の紹介もしております。活動団体によりますと,協力企業やサポーターの数は年々ふえてきており,着実に支援の輪が広がってきているものと受けとめております。
 以上でございます。
   
◎山脇健教育長
   発達障害者支援についての項の中で,まず教育委員会の過去5年間での雇用障害者数,実雇用率の推移についてのお尋ねにお答えさせていただきます。
 雇用障害者数につきましては,平成20年度が15人,平成21年度が25人,平成22年度が28人,平成23年度が39.5人,平成24年度が44.5人でございます。雇用率につきましては,平成20年度が1.9%,平成21年度は1.04%,平成22年度が1.19%,平成23年度が1.23%,平成24年度が1.38%でございます。
 なお,平成21年度に雇用率が急落いたしましたのは,政令市移行に伴いまして県費負担教職員を加えて障害者雇用率を算定することとなりましたが,県費負担教職員に占める障害者数が少なかったことによるものでございます。
 次に,実雇用率アップのための具体的な取り組みについてのお尋ねでございます。
 教育委員会では,平成23年度,平成24年度に学校事務職員及び嘱託職員につきまして,障害者の採用枠を設け採用試験を実施いたしました。また,平成24年度は新たに教員採用試験につきましても,障害者の採用枠を新設するなどの取り組みを行っております。今後につきましても,障害者の採用枠の拡充を検討するとともに,障害者の方からの受験申し込みをふやすために積極的にPR活動を行いまして,早期の法定雇用率達成に努めていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
   
◎荒木誠岡山っ子育成局長
   発達障害者支援について,7項目の御質問に順次お答えいたします。
 まず,開所後の来所相談件数を年齢期別に示せ,またどのような支援を求める相談内容が多かったのかとの御質問にお答えいたします。
 平成23年11月18日の開設から平成25年3月末までの来所による相談件数は,6歳までの乳幼児期は実支援人数で186人,延べ件数860件,小・中学校の学齢期は実支援人数で101人,延べ件数271件,高校以降の青年・成人期の実支援人数は192人,延べ件数693件となっております。年齢期を問わず,家庭生活での不安に対する御相談や医療機関等に関する情報を求めての御相談の占める割合が高くなっておりますが,年齢が上がるにつれて就労に関する親からの相談がふえております。
 次に,専門職員をふやす等の体制づくりと職員の専門性の向上の取り組みはとの御質問にお答えいたします。
 現在,正規職員6名のうち4名が,さらには9名の嘱託職員全員が臨床心理士などの資格を有し,かつ発達障害者支援の経験を有している職員で,こうした専門性のある職員が自己の専門分野だけでなく,他分野での全国規模の研修に参加しております。
 また,毎週の定例会議の中で,相互の専門分野についての情報を共有したり,医師や臨床心理士が個々の相談支援等の場に同席し助言を行うなど,日常的に発達障害全般にわたる専門性を向上させるよう努めています。なお,センター配属の児童精神科医につきましては,現在こども総合相談所との兼務になっていますが,センター職員に対する適切なスーパーバイズがいつでも受けられるよう,専任配置の実現に努めてまいります。
 次に,開所後の県センターを初め関連機関との連携はとの御質問にお答えいたします。
 県のセンターとの連携につきましては,当センターの事業の企画運営の参考にするため,県の事業に参加,見学等をしており,職員にとっては県センターの支援のノウハウを研修する機会にもなっています。また,これまで県センターが支援を行っていた事例について,同席して相談を受けることによってスムーズに市センターの支援に移行できるようにしています。
 他の関連機関との連携については,センター職員が対象者の方を同伴して他機関の支援に結びつけるといった丁寧な方法が必要な場合があります。センターでは開所以来,多くの事例について他機関に同行しての支援や事例検討のための会議に参加するなどして,顔の見える形での連携を深めています。また保健所など庁内他課との連携については,医師,心理士が他部署の事業にスーパーバイザー等として協力しています。さらに,民間も含めた関係機関も参加していただいている連絡協議会では,今年度成人と就学前を対象とする2つのグループに分けて開催し,連携のあり方について活発な議論が行えるよう,より効果的な取り組みを進めてまいります。
 次に,高校年代以降の青年期,成人期への支援,取り組みはとの御質問にお答えいたします。
 高校年代以降の支援としては,昨年度から社会参加に不安を抱える青年期,成人期の方に,個人の特性に応じた専門的な配慮や支援がなされる居場所を提供するため,日中支援プログラム「りんく」を実施しております。このような対象者には,個別の丁寧な支援が必要であるため,センターでは発達障害についての情報提供や診断のための医療受診の同行,診断後の障害受容や自己理解の援助,就労等の社会参加に向けての支援を時間をかけて行っています。また,本人への支援だけでなく家族への支援も同時に必要な事例もあるため,そのような支援にも取り組んでいるところであります。
 次に,時間外等を利用した相談体制づくりはとの御質問にお答えいたします。
 電話受け付けにつきましては,昼休みも継続して行っているほか,来所等による相談の必要がある場合は,相談者の御都合に配慮しながら相談者と協議して日程調整を行っております。時間外等の対応は原則行っていませんが,センターから電話連絡をする時間帯について御希望がある場合は,可能な限り対応するようにしております。時間外や土日での対応については,利用者の利便性を図る上で引き続き重要な課題と認識しておりますが,現行の体制の中で直ちに対応することは困難と考えております。
 次に,本市における情報交換・発信はとの御質問にお答えいたします。
 普及啓発活動として,より多くの方々に参加していただけるよう休日に実施している一般市民向け啓発活動や支援者向けの研修の場において,参加者相互の情報交換がなされ,センターからも情報発信を行っております。また,プレ療育など幼児期の親子を対象にセンターが実施している事業においては,参加保護者が子どもの発達について理解を深めながら,相互の情報交換がなされており,今後も情報交換等の場の拡大に努めてまいります。
 次に,利用者等への意識調査を実施してはとの御質問にお答えいたします。
 現在,当センターでは,事業の利用者等にアンケートを実施し,利用者のニーズにより沿ったものになるよう努めております。今年度,当センターが主催する連絡協議会において,医療機関や児童発達支援事業所,障害福祉サービス事業所等にもアンケートを実施し,発達障害者や御家族の方,さらには支援機関のニーズの把握をするとともに,各関係機関とよりよい連携が図られるように努めてまいります。
 以上でございます。
   
◎高次秀明経済局長
   発達障害者支援についての項の中で,岡山市内の企業の過去5年間における雇用障害者数と実雇用率の推移,それから経済局の実雇用率アップのための取り組みについての御質問に一括して御答弁申し上げます。
 岡山市内の企業の雇用障害者数,実雇用率は把握できておりませんが,岡山県内のデータといたしましては,民間企業におけます障害者の数は,これは56人以上の規模で各年とも6月1日現在のデータでございますが,平成20年度及び平成21年度は3,881.0人,平成22年度は4,089.5人,平成23年度は4,313.5人,平成24年度は4,566.0人で,実雇用率につきましては平成20年度及び平成21年度は1.79%,平成22年度は1.86%,平成23年度は1.74%,平成24年度は1.82%となっております。
 障害者の実雇用率アップに向けました経済局の取り組みといたしましては,事業主に向けた特定就職困難者雇用開発助成金や障害者トライアル雇用奨励金等の国の助成金制度やハローワークの障害者求職情報検索,岡山労働局の障害者対象求人情報サイト等へアクセスができるリンクを市ホームページに掲載することによりまして,周知,広報に努めております。
 このほかにも,岡山障害者職業センターが事業所にジョブコーチを派遣する制度や,国の障害者雇用納付金制度等,障害者の就職,雇用に向けたさまざまなサービスがございます。今後こうした制度,情報につきまして,各種事業者の主催する団体の行事や就職面接会,また本市による企業訪問や中小企業の経営相談等の機会を捉えて周知,広報を図り,障害者の雇用促進につながりますよう努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎荒木誠岡山っ子育成局長
   岡山市の就学前教育・保育の在り方についての項,3項目の御質問にお答えいたします。
 まず,施設配置の検討に際して関係者からどんな意見があり,これを踏まえてどのような検討を進めるのかとの御質問にお答えいたします。
 施設配置の検討に際していただいた主な意見としては,幼保の現状に関するデータを提示してほしい,今後の検討の進め方についての考え方を示してもらいたいといったものがありました。これらの御意見を踏まえ,まずは基本方針である岡山市の就学前教育・保育の在り方についてを御説明した上で,保留児童や幼稚園余裕教室の状況など,幼保の現状に関するデータをお示ししており,今後は全市的な施設配置について,その手法も含め御意見をいただくこととしております。
 また,検討に当たっては,多くの保留児童があるなど早急な対応が求められる地域を優先して進めるとともに,一定の地域ごとの施設のあり方などについても考慮し,これを全市的に広げてまいりたいと考えております。
 続きまして,本市の待機・保留児童の現状と国の待機児童解消加速化プランへの対応は,また幼保一体化の試行園の取り組みはとの御質問にお答えいたします。
 現在,本市には待機児童はありませんが,昨年度保育園4園の新設などにより定員増を図ったものの,本年5月現在,880人の保留児童があり,今後も引き続きその解消に向けた施設整備など対応が必要となっております。こうした中,議員から御紹介のありましたように,待機児童解消加速化プランが国から示され,本市でもこうした国の支援策を活用するとともに,民間活力を生かしながら,保育施設が不足する地域への新設や公立幼稚園の余裕教室を活用した新たな形態による施設運営を行うことを通じて,保留児童の解消と待機児童の発生防止に向けて受け入れ枠の拡大を図ってまいりたいと考えております。
 また,幼保一体化の試行園については,灘崎と御津・金川の幼稚園,保育園では,教育,保育の指導計画の統一,隣り合う保育室での生活,年間行事の合同開催など,園長1人体制のもと一体的な教育,保育に取り組んでおり,必要な設備改修に向けた準備も進めているところであります。
 一方,太伯,岡南,中山の幼稚園,保育園では,円滑な試行実施に向け,指導計画のすり合わせ,自然な形での園児交流など,幼保双方の現場職員を交えた検討を深めております。
 続きまして,今後の幼保一体化の施設整備,運営は公立園中心で進めるのか,公私型,その他の施設整備も考えるのかとの御質問にお答えいたします。
 幼保一体化に向けた施設整備や運営は,公立施設のみで進めるものではなく,岡山市の就学前教育・保育の在り方についてに沿って,民間活力を生かした一体化施設の整備や余裕教室の活用などさまざまな手法で取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎繁定昭男理事
   防災対策についての項で,気象情報サービスの活用についてのお尋ねでございます。
 議員御案内の気象事業会社が行っている気象情報サービスの利用も情報を共有するための手段の一つでありますが,協定の締結に当たっては原則として県単位という課題もあり,今後関係機関と協議してまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◎山脇健教育長
   ゲリラ豪雨等の場合の通学路の安全対策についてのお尋ねにお答えさせていただきます。
 通学路につきましては,昨年度警察や交通安全母の会などの関係機関の皆様の御協力を得まして,冠水の可能性も含めた危険箇所の再点検を行いました。現在,天候や道路の状況によりまして,登下校の時間の変更や,教職員や保護者の方,地域の方々による登下校の見守り,また指導というものを行うようにしておるところでございます。
 以上でございます。
   
◎山崎康司都市整備局長
   JR等のガード下道路が冠水した場合の情報伝達対策についてお答えいたします。
 本市においてJR等と交差する地下道は25カ所ございますが,その全ての地下道について,平成21年度に冠水警告用の注意看板を設置し,一般通行者の方々への注意喚起を図っております。そのうち,道路が冠水した場合に通行に大きな支障を来す22カ所の地下道については,平成22年度から冠水表示装置を順次設置しており,平成26年度に整備を完了する予定でございます。
 具体的には,水深が10センチメートルとなった場合には水位計と連動して電光表示板に「冠水通行止」と表示することにより,地下道への進入防止を図るとともに,道路管理者に冠水情報が自動的に伝達され,現場の状況を迅速に把握することができるものです。さらに,一般市民の方々に冠水のおそれのある地下道をあらかじめ認識していただくため,本市のホームページにおいて地下道の一覧表と位置図を公表しており,今後ともゲリラ豪雨等の発生時における冠水事故の防止に努めてまいりたいと考えております。
 次に,土砂災害警戒区域の指定に向けて,住民からの聞き取り等によって新たに把握した危険箇所数,その後の土砂災害危険箇所調査の進捗状況,区域指定されている箇所のハード整備の取り組みについてお答えいたします。
 岡山県が土砂災害警戒区域指定に向けての現地調査を行う際に,地元住民からの調査依頼等によって新たに把握した危険箇所は,本市ではこれまでに81カ所あり,それらを加えた426カ所について昨年度末までに県が区域指定を行っており,指定率としては全調査対象箇所1,443カ所に対して29.5%となっております。土砂災害警戒区域の指定については,地域住民の皆様方に危険箇所の周知を図るとともに,緊急時には早期の避難を促すものであることから,調査未実施の危険箇所について早急に調査を終えるよう,市といたしましても県と連携し,また役割分担しながら積極的に進めているところでございます。
 次に,ハード面の整備につきましては,地域住民等からの要望のあった箇所を初め実際に被害が発生した箇所,災害時要援護者関連施設のある箇所などのうち,一定の条件に該当する急傾斜地について,急傾斜地崩壊危険区域として県が区域指定し,対策工事を行うこととしており,現在市内には60カ所が区域指定されており,そのうち57カ所について対策工事が完了し,残り3カ所については工事中となっております。
 以上でございます。
   
◎南山瑞彦下水道局長
   防災対策についての項,岡山市のゲリラ豪雨対策についての考え,そしてハード整備について,これまでの整備状況,今後の計画も踏まえた所見についてのお尋ねに一括してお答えいたします。
 近年,局地的な大雨は増加の傾向にあり,市街地での浸水に対する安全性の向上は本市でも重要な課題と認識しております。下水道の浸水対策事業は,10年確率降雨への対応を目標に順次整備を図っております。これまでに16カ所の雨水ポンプ場,約74.5キロメートルの雨水管渠が整備済みで,今年度から過去の浸水被害の状況から優先的に対策を検討すべき地域の状況把握とともに,効果的な対策の立案に向けて取り組んでいるところでございます。
 また,合流地区の管渠の布設がえに合わせ,管径を拡大し,貯留能力の増強を図っております。さらに,大雨時に雨水が一挙に水路や雨水管などへ流入するのを抑制するために,雨水流出抑制施設設置の補助制度を設けるなど,市民,事業者の皆様と連携し対策を行っておるところでございます。
 ハード整備中心の浸水対策には多額の費用と時間を要することから,既存施設を最大限活用したさまざまな施策を組み合わせ,効果的で効率的な対策に皆様の御理解と御協力をいただきながら取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。
   
◆二嶋宣人議員
   午前中に引き続きよろしくお願いいたします。
 それでは,順次再質問のほうに入らせていただきます。
 まず,発達障害者支援についてですけれども,平成23年11月,ひか☆りんくが開所してからこれまでの延べ人数を確認させていただきました。この中で,乳幼児期は延べが860件ぐらいで,青年期,成人期も700件近い数があった。特に,ひか☆りんくにおいてはそういった乳幼児期の療育に対して力を入れてきたということでありますけれども,どうしてもそういった青年期,成人期に対する取り組みが,やはり利用者の方,これから利用したい方の声が多いということは,先ほどの自閉症協会,そして県のアンケート調査からも同じようなことが言えるんでないのかなと私自身感じているわけであります。
 その中で,まず最初にグループホームなどの施設整備等々の計画,いわゆる雇用前についてちょっと的を絞って再質をさせていただきます。
 先ほどの質問でアンケート調査の数字的なもの,そして内容的なものをお伝えさせていただいたわけですけれども,本市においても就労継続支援事業の利用者等々もふえていっていると,そして事業者数もふえてきているということは現実として局長も認識があると思います。結局,そこから福祉施設への就労支援の拡充とともに,知識とか知恵とか能力とか,そういった一般就労へつなげていくといった思いは皆さん共通した思いだと思います。今後,文科省が発表しました発達障害の可能性がある幼児,児童・生徒が増加していくと予測される中で,その人たちが成人になって働く段階になったときに,どれだけ雇用率を上げていけれるかといったことが現段階でも課題として上がってきているわけであります。そういった意味で,一般就労までの支援をする,いわゆる就労移行支援の役割は大だと考えます。その中でやはりグループホーム等々も重要だと言っているわけであります。
 この就労移行支援に対して,局長,今これ国の事業では実績主義だ,いわゆる雇用した分だけ補助がおりますよといった形だと私自身は認識しているわけなんですけれども,やはりそういった実績主義ですので,なかなかそういった取り組みでは地方の経営的にも厳しいし,施設運営の拡大というのも難しいと思います。そういった取り組みを地方自治体,いわゆる地方自治体のバックアップがあれば,こういった一般就労の拡充にもつながるんじゃないのかなと私は考えるわけですけども,そのあたりについてもう一度だけ御所見をお聞かせください。
 それから,時間外,土日での相談体制であります。これ,以前うちの会派の赤木議員が質問させていただき,私も保健福祉委員でしたので委員会でこの質問をさせていただいておりました。きょういただいた答弁と全く同じ答弁だったので,少し残念だなと。しかし,こういったニーズはあるわけなんですよね。そのニーズに対し,現行体制ではできないということは何が弊害になっているんですか。人数が足りないんであれば,今まで市長が一生懸命やってこられた行革で職員を削ることによって借金を減らしてきたということも,それは評価として認めるんですけれども,実際困っている人にしっかりとした手当てといいますかニーズに応えることができないのであれば,行革の意味はないと私自身思っているわけであります。そういった意味で,局長,要は体制的に人数が足りない部分でできないのかどうか。もしもそういった時間外等々で電話相談ができないのであれば,例えばですよ,例えばメールで受け付けして,そういった時間外の人でも対応できるような取り組みを,やっぱり二の手,三の手を考えていく必要があると思うんですけども,そこについての御所見をお願いいたします。
 それから,情報交換・発信についてでありますけれども,センターの協議会はこれまで過去1回行われていると思います。そういった利用者の方々,そしてこれから利用したい方々の声というのが,余り聞けてないんじゃないかなと。協議会の中でも十五,六人のたくさんの有識者の方がいらっしゃいます。参加した方々の話ですけれども,5分ぐらいしか自分に発言する時間がないんだと。それじゃ,やっぱりそういった利用者の方々の声って伝わりにくいと思います。今後そういった協議会もふえていくというお話は聞いていますけれども,そういった意味でも,倉敷市で取り組んでいるこの倉敷教育センター,月に1度の土曜日に,障害を抱えているお子様を抱えている保護者の方々,いろんな市民の方々が集まって自由に発言ができる場を設けていく。そうすることによって,土曜日にあるわけですから,そこでしっかりとニーズを捉えていく,そういった取り組みが必要だと思います。
 この倉敷市のような取り組み,他市でできてどうして岡山市でできないのか,そのあたりをしっかりと所見として述べていただきたかったなと思っているんですけれども。できるのかできないのか,そういった取り組みが人数がふえたらできるのかできないのか,そのあたりももう一度お聞かせください。
 それから,雇用後のことについて,雇用前と雇用後ということで,特に私は一般企業への雇用の働きかけというのが経済局長,これかなり重要であると,経済局の役割というのも大きいと思います。先ほどの答弁では,市のホームページなどでそういった国の事業を紹介していっていると。そうじゃなくって,やっぱりしっかりと企業に出向いていって,そういった働きかけをフェース・ツー・フェースの関係で訴えていくということが必要だと思うんですけども,そのあたりはできませんかね。もう一度そのあたりについて経済局長,企業の雇用率を上げていくという意味で,答弁をひとつお願いいたします。
 そして,保健福祉局長,仕事体験についてなんですけれども,具体的な数字は上がっていなくふえている,確かにふえているといってもですね,平成24年度で20社,今の現段階で22社,2社ぐらいでふえているっていってもですね,それふえとんかなあという感じがいたします。先ほど経済局長に投げかけた質問と一緒なんですけれども,やっぱり局自身がしっかりと経済局と連携して,仕事体験の受け入れをしてくれませんかといった働きかけをしていく必要があると思うんですけども,何が弊害になっとんかなというところが少し気になりますんで,そのあたりの答弁をよろしくお願いいたします。
 それから,就学前教育・保育の在り方についてでありますけれども,一応確認させてください。
 これ,前局長,こども・子育て担当局長がおっしゃっていた公公型中心で基本的にはいきたいんだという今までの話から展開が変わってきたということでいいのかどうか。どうして急にそういった変更が見られたのか,そのあたりもう一度御所見をいただけたらと思いますので,よろしくお願いいたします。
 そして最後に,防災対策の件であります。
 これ下水道局長から,最初のほうの質問,アとイの部分でお答えをいただきました。少なくともゲリラ豪雨に限らず大雨などで被害を受けたところの浸水の原因究明等々を含めて対策というのが今までとられてきているとは思うんですけども,私が言いたいのは,結局その原因究明をしっかりと現場で話をして住民の方々にお伝えしているのかという部分であります。それによっていわゆる自助,共助の部分で力を発揮するんじゃないのかなと思っていますので,そのあたりの働きかけができているのかどうか,これ下水道に限らず道路にも関係あることですので,都市整備局長,そのあたりもしっかりとお答えいただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 そして,土砂災害警戒区域の指定率について,都市整備局長,ありがとうございます。とはいうものの,これは県で知事が主導ということでありますので,そのあたりなかなか難しい。しかし新聞等々で見させていただいたらですね,県のこういった整備率,進捗率,8割程度進んでいるということも聞いています。その中で,岡山市の指定率は29.5%,3割。あと2割しか残っていないのに岡山市ばっかりが残されているような感があります。やはり山間地域等々,山の麓の住民ですよね,そういった方々の災害指定,しっかりと啓発していくという意味でもこれ早急に,早うやってくれと,できんのんであれば,何ができんのんかといったことを力強く訴えかけていってほしいなと思いますので,そのあたり,もう一度だけ答弁をお願いいたします。
 以上で2回目の質問を終わらせていただきます。
   
◎森真弘保健福祉局長
   まず,1つ目,就労移行支援へのバックアップについてのお尋ねでございます。
 この仕組みは国の仕組みで,議員御指摘のとおり,報酬によって出来高で支払われる仕組みになっております。したがって,いきなり市のほうが支援していくというのはなかなか難しいところではあるんですけれども,一方で,これからどのようなニーズが発生していくのかという将来予測を立てていくことによって,事業者にとっても経営が安定していくような仕組みというのは考えられることがあると思いますので,そういった方策について検討させていただきたいと思います。
 それから,障害児の仕事体験でございますが,こちらのほう企業数が20社から22社にふえたということで,徐々にしか協力企業の数はふえていないところでございます。この事業,まず委託企業に運営していただいているところでございますので,協力企業のほうも委託している事業者側に一義的には開拓していただくことになりますが,これについてもより加速度的に協力企業をふやしていくような仕掛けが可能なのかどうかというのは,その関係者とも議論してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎荒木誠岡山っ子育成局長
   時間外等を利用した相談体制づくりについての再質問をいただきました。
 倉敷市の取り組みのように人数をふやして現行体制の中でできないのかという御質問,また電子メールを利用した相談方法等について答弁させていただきます。
 議員御提案の電子メールによる相談方法も含め相談機会の拡大について,今後何か工夫をして現行体制の中で取り組みができないか研究してまいりたいと考えております。
 それから,岡山市の就学前教育・保育の在り方について,方針を変更したのかという御質問ですが,これまでも保育ニーズに柔軟に対応するため,民間の活力を活用し,私立保育園の整備に努めてまいりました。このたび,待機児童解消加速化プランが国から示され,本市でもこうした国の支援策を活用するとともに,これからも民間活力を生かしながら保育施設が不足する地域への新設とか公立幼稚園の余裕教室を活用した新たな形態による施設運営を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎高次秀明経済局長
   障害者の一般企業への就業について,もっと出向いて働きかけていかないかという御質問でございます。
 先ほど御答弁いたしましたように,国の制度等で障害者の雇用につきましてさまざまな制度,支援策がございます。こういった支援策を事業主の方によく知って理解していただくということが実雇用率のアップにもつながると思っておりますので,今後各種事業者団体の総会等が開かれる機会を捉えて,また就職面接会につきましてもそういった機会にこういった資料をきちんと紹介していくという努力をいたしたいと思います。また不定期ではありますが,市が中小企業への経営支援ということで企業の側に出向いて経営相談をやっております。そういった機会も捉えまして,こういった制度の周知を図ってまいりたいと思っております。
 以上であります。
   
◎山崎康司都市整備局長
   防災対策についての項で,ゲリラ豪雨による浸水での原因究明を地域住民の方に伝えているのか,自助,共助で働きかけは必要ではないかという御質問に対して御答弁いたします。
 道路冠水など浸水被害があった場合,当然職員が現地に出向き浸水状況等を確認し,そして現地の状況に応じた対応,例えば道路側溝とかます等の詰まり,また不良箇所があれば修繕して機能復元を図っておるところでございます。当然,それらにつきまして地元の方にも今後とも説明していきたいと考えております。また共助という面ですけれども,要望のありました町内会に対して,現在でも緊急時における土のう製作用の備蓄土,真砂土と土のう袋の配布を行っているところであり,今後とも地域の防災力の向上に向けて取り組んでいきたいと考えております。
 続いて,土砂災害警戒区域の指定率,本市では29.5%と低く,今後県のほうに早急に要望してくれという御質問に御答弁いたします。
 岡山県では,平成27年度末を目途に土砂災害警戒区域の指定の完了を予定していると聞いてございます。本市は3割とまだまだ低うございますが,当然,本市といたしましても調査未実施の危険箇所につきまして早急に調査を終え,予定どおり区域指定が完了するよう積極的に県に働きかけてまいりたいと,協力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎南山瑞彦下水道局長
   浸水被害のあった箇所の住民に対し説明や対策についての助言等ということで御質問をいただきました。
 下水道局も都市整備局と同様でございますが,浸水被害の通報のあった場合には,職員が現地で直接住民の皆様から被害の状況等を伺うなど対応しております。また同時に,各戸でできる対策につきまして御説明,御案内させていただいておるところでございます。引き続きこのような対応を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。